経営改善・医業承継
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まずは現状分析から

医療費抑制の流れはますます加速し、経営環境は厳しさを増しています。さらに、情報開示と説明責任を求められる時代となり、顧客(患者)の要求も多様化・高度化しています。このような状況の中で安定した事業運営を行うためには、あらゆるプロセスから無理・無駄を省き、なおかつ品質(医療技術・患者接遇等々)を改善向上させなければなりません。

まずは自院の状況(内部環境・外部環境)を客観的に調査し、分析することから始めましょう。

(参考)SWOT分析
  プラス面の項目例 マイナス面の項目例
内部環境
(技術・
品質・接遇)
  • 強み(Strength)
  • ・特殊な治療法や手術を行う
  • ・医師、看護師数が十分
  • ・最新の器機を導入
  • ・経営の数値管理ができている
  • 弱み(Weakness)
  • ・入院設備がない(足りない)
  • ・医師、看護師が不足
  • ・施設の老朽化、駐車場不足
  • ・ワンマン経営で方針が不明確
外部環境
(患者数・
競合医療機関)
  • 機会(Opportunity)
  • ・連携先から紹介が期待できる
  • ・近隣にない科目をもつ
  • ・交通の便がよい
  • ・福祉や介護分野の関連施設あり
  • 脅威(Threat)
  • ・近隣に競合先が開業した
  • ・基幹病院に人脈がない
  • ・人口が減少
  • ・市町財政の悪化、診療報酬の減額

さらに、改善に向けた行動が一過性のものとならないために、常に現況を調査・分析し、目標に対しての達成度を評価した上で、さらなる改善点を明らかにするという、いわゆるPDCAサイクルを構築することが重要です。

(参考)PDCAサイクル
Plan
目標を設定しプロセスを設計する
(例)
未収率を5%から1%未満に改善するために
  • ・保険証の確認を徹底する
  • ・請求業務の責任者を明確にする
  • ・週間の未収金リストを作成し、金額と想定される未収理由、回収見込を管理する
Do 計画を実施し状況を測定する
Check
測定結果を評価し分析作業を行う
  • (例)
    ・入院、外来別や年齢別、担当医師別などで未収金額及び売上に対する比率を算出する。
  • ・未収となった理由や時期などを確認する。
Action
分析結果から改善すべき点を明らかにする
  • (例)
    ・費用に関する事前の説明を書面にて行う
  • ・自費分の説明を徹底する
  • ・窓口でのクレジットカード導入
  • ・定期的に、かつ毅然とした姿勢で請求業務を行う(段階別フォーマット作成など)

株式会社菅組では、単に増改築やリフォームのご提案をするばかりでなく、事前の調査をお手伝いするなど貴院にとって何が必要なのかを共に考えた上で、根拠と優先順位を明らかにしながらご提案して参ります。

施設・設備診断
構造及び設備(空調等)の老朽化度診断と改修計画のご提案、医療機器の導入等のための事前調査など、お気軽にご依頼下さい。
増改築・リフォーム
病床の転換や新規医療機器の導入、承継などによる診療科の追加など、増改築やリフォームにも専門的な知識と経験を必要とします。また現在の建物が、増改築やリフォームで対応できる状況にあるのかどうかを構造や法規等においてチェックします。
診療圏分析
ご開業前には何らかの調査をされている場合が多いですが、数年を経て市場がどう変化しているのかをきちんと確認している事業所は結構少ないものです。また、自院の来院患者に関する情報も、院長の頭の中で漠然と傾向をつかまれている程度ではないでしょうか。
まず診療圏分析や患者調査を行い、経営計画を練るための材料をそろえましょう。当社ではこれらの作業のお手伝いをいたします。
医薬分業支援
医薬分業率が50%超え、患者様にも調剤薬局の存在が十分認知されてきました。待ち時間短縮や在庫管理の労力と在庫ロスのカットのためにも、ぜひご検討されてみられてはいかがでしょうか。
弊社では、近隣不動産情報の収集、調剤薬局のご紹介など、様々な支援を行います。
その他
汚れや臭い対策のために「光触媒加工」をご提案。また個人情報保護対応のために、書庫や受付窓口のセキュリティ対策など細かな改修への対応もいたします。
介護事業提案
「医業経営のサポート役」として、医療機関が介護事業所を併設するケースは多いようですが、平成18年4月に介護保険法が改正され、介護事業の経営環境も厳しくなりつつあります。このような状況下で、貴院に必要な機能を各種調査などをもとにご提案いたします。
●福祉・介護事業について詳しくはこちらをご覧ください。

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