コンサルティング事例
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病院から有床診療所に

診療報酬の改定や看護師確保の難しさから、病院を診療所にダウンサイジングする案件が増えています。この場合、手続きとしては「変更」ではなく「病院を廃止」し、「診療所を開設」するという扱いになります。 当然に保険医療機関としてもいったん廃止されることになります。

しかしながら、病院の廃止手続と診療所の開設手続を進めるに当たり、患者は継続して入院していることからタイムラグが許されません。そのため、各種届出・許可関係について書類作成および提出を当方で一元管理し、厳しく工程をチェックすることで、いわゆる「末日廃止月初開設」とすることができました。

かくれた問題点に気付くには

病院・診療所における問題点として、以下のような項目が考えられると思います。

  • 患者数が少ない(増えない)
  • 職員の出入りが激しい
  • 待ち時間が長い
  • 買ったが使わない機器がある
  • 場所がわかりにくいと言われる
  • 当初予定していなかった出費がたくさんある

この他にも様々なことでご苦労されておられると思います。

これらを改善し解決するために、調査分析という手順が欠かせませんが、これを院長自ら行うのはとても難しいことです。時間はないし、本音が聞こえにくいし・・・

そこである医院では院長室をお借りし、すべての職員からお話を伺いました。そうすると、人間関係の問題はもちろんのこと、職場環境に関することや患者の立場から見た医院のイメージ、ミーティングのあり方、患者さんへの挨拶の仕方に至るまで、あらゆる意見が聞かれました。 職員はなかなか院長へ意見をいうことができません。

これをコンサルタントという第3者の立場でお聞きし、個人の感情を排除した客観的な情報として 対策案とともにお知らせしました。これにより隠れた問題点に気付くことができ、現在も改善に向けて努力されています。

あとを継いだものの建物について困っている

最近は、親族間に限らず他人が経営していた医療機関(診療所)を承継する案件も見られますが、だいたい築後30年前後の物件が多いようです。

この場合、医療機器が希望の場所に収まらないとか、電気容量が足りない、段差が多く危険であるなど、もともと医療機関であった建物でも、現在の事情に合わない所も多いのです。 「古い建物なのであまりお金をかけたくない」けれど「新築する余裕はない」ということで、結果具体的な対策を打てないまま。

しかし、プロの目でチェックしてみれば、例えば意外なところの壁が撤去可能だったり、エレベーターの設置が可能だったりすることがあるのです。

効率的な投資で、かつ日々の診療に不都合が出ないように工事を進めることができれば・・・ 当社は、「医療機関の都合を理解できる建築会社」として、数多くの病院・医院のお悩みを解決しています。

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