菅組の工匠たち

手に宿る品質

創業以来およそ110年。お客様のご信頼に応えるために、菅組が守り通してきたことがあります。それは、「みずからの手でつくる」こと。
現在、菅組には、社寺から住宅、RC、鉄骨まで手掛ける直雇技能スタッフが自社に在籍しています。 技能スタッフの専属化は、積み重ねてきた技術を、次の世代に引き継ぐために必要なシステムであり、 また手の技術を後世に残していくことは、私たちがつくった建築と地域への責任でもあります。

菅組の大工

山口宏己Yamaguchi Hiromi

自分が大工になったきっかけは、親父が大工をしていたことである。
最初は自分は大工にはならないと思っていたが、中学の時に親父の手伝いに何度か行って、これはおもしろいと思い中学を出てすぐ大工になった。それから今日まで30年余り、大工になって良かったとつくづく思う。
菅組に入って「木造」「RC」「鉄骨」といろいろな工法の仕事ができた。もちろんお寺や神社などの建物も手がけられる。若い大工も何人か入社してきた。もし親父が大工をしていなかったら自分は大工という仕事にはついていなかったと思う。
親父が大工で良かった!これからも大工として色々学びながらこの仕事をずっとやっていきたいと思う。

近藤雅基Kondo Masaki

僕が大工になったのは、たぶん中学3年の頃、自宅の離れを建てていた大工さんの仕事を見て感動したことがきっかけだと思う。その後工業高校の建築科を経て、菅組に入社し10年が経過した。今になっても一番最初にやった仕事はよく覚えている。仕事が分からないから、上の人に聞く事ばかりだった。最初の2~3年間は、大工をやめようかと思ったことも何度かあったが辛抱と気合いで押さえて頑張ってきたつもりである。でも、仕事もそこそこ分かってくると、大工の世界にのめり込むようになり、翌日の仕事をその日の夜中に夢の中でしているようなことも時々あった。入社5年後、自宅の小さい7坪くらいの離れを建てることになり、道具を買い、仕事から帰っては夜なべで切り組をして、建て方をし、造作も夜なべでこなしていたことをふと今思いだした。この仕事をやっていて一番嬉しかったのは、自分の家を自分がしていることを実感したときだと思う。これからもその時のことを思い出しながら頑張ろうと思う。

小西暢彦Konishi Nobuyoshi

高校を卒業してから大工の仕事を始めて、9年が経ちました。
ようやく一通りの仕事ができるようになってきましたが、まだまだ毎日が修業の日々です。菅組の大工は代々先輩の大工さんから技術を受け継いできています。私も先輩達に負けないように努力し、これから、もっといろんな事にチャレンジしていきたいと思います

林紀行Hayashi Noriyuki

子供の頃から大工に憧れていて、高校の建築科を卒業後、大工の道に入りました。
ようやく一通りの仕事ができるようになりましたが、一軒一軒すべて仕事が変わってくるので大変です。大工の仕事は非常にやりがいのある仕事です。完成したときの建て主さんの喜んでくれる顔を見ると、ほんとうに大工になって良かったと思います。これからも今まで以上に頑張り、もっと多くの人に木造建築の素晴らしさをわかってほしいと思います。
大工の仕事は奥が深いので一生勉強だと思いますが、一人でも多くの人に喜んでもらえるように頑張ります。

合田敦Gouda Atsushi

僕は高校を卒業して菅組に入社し、今年で7年目になります。最初は、大工の事を何も分からずただ一生懸命、言われたことをやっていく日々でした。2~3年目になると自分で色々なことを考えながら仕事をするようになり、先輩からもたくさんのことを教えてもらい、大工の仕事にやりがいを感じることができるようになりました。まだまだ未熟なところばかりですがこれからも1日1日、色々なことが身に付くように頑張っていきたいと思います。

真鍋清誓Manabe Kiyochika

最近の住宅建築は、合理化、省力化されどんどん西洋化しています。でも基本的に日本の住宅は手づくりです。それぞれの分野の職人達が、その経験や知識を活かし自らの納得のいく、そして施主にも喜ばれる仕事を残そうと日々頑張っています。伝統や文化を大切にしつつ、その上で新しい技術を取り入れて日々勉強している。そんな先輩達を見習い自分も早く一人前の大工になりたいと思います。

白川誠Shirakawa Makoto

大工になって9年が経とうとしています。幼い頃、自分の家を建てている大工さんの姿を見て、かっこいいなと思っていました。そして高校卒業後に就職しましたが、その時は現場監督の職に就きました。しかし、現場で仕事をしている大工さんの姿を見て、やっぱりかっこいいな、職人って男の仕事やなと思い、(今では女性の職人さんも多いですが)大工の道に入りました。
今は主に社寺の仕事をやっています。社寺は特殊な道具を使うことが多いので、住宅にはない難しさがあります。鉋の調子の取り方、刃物の研ぎ方、道具の使い方、墨の付け方、材種の選び方、木材の使い方など、どれをとっても毎日勉強です。今後も、いろいろな仕事をやっていきたいし、難しい仕事もどんどんやっていきたいと思います。今はまだできませんが、木と会話ができる大工になることが目標です。

山口亮二Yamaguchi Ryoji

自分の父が大工をしており、幼い頃からその姿を見てきました。自分も大工になろうと思い、高校を卒業して大工の道に入りました。この道に入って4年になりますが、まだまだ未熟で経験も浅く、大工という仕事が奥深いものだと感じさせられる毎日です。しかし、それだけやりがいのある仕事でもあり、自分なりに苦悩したり、勉強したりすることは確実に自分の力になっているという実感があり、充実した日々を送っています。こういう日々の努力を重ねて、一日も早く一人前の大工になれるように精進していきたいと思っています。

川野圭Kawano Kei

小さい頃から、建築関係の仕事に興味があり、その中でも大工という仕事に憧れていました。まだまだ何もできなくて、常に先輩達に迷惑をかけてばかりですが、毎日少しづつでも前進できるように勉強しています。これからも、一生懸命努力して、いつか自分の家を自分で建てられるようになりたいと思います。

真鍋智彦Manabe Tomohiko

僕が大工になったのは、体を動かす仕事がしたいと思っていたからです。今は自分に与えられた仕事をやり遂げるのが精一杯だけど、やり遂げたときはとても嬉しいし充実感があります。これから覚えなければならないことがたくさんありますが、少しでも早く覚えられるよう努力し、一日も早く一人前の大工になれるようがんばります。

坂田衛Sakata Mamoru

僕が大工になりたいと思ったきっかけは、小学校の頃、自分の家を建て変えた時の大工さんの仕事を見て、やりがいのある仕事だと思い、この道に入りました。
まだまだ未熟でわからないことばかりですが、親方や先輩達に優しく時には、厳しく指導してもらっています。いつまでも甘えているばかりでなく、一日でも早く期待に応えれるように頑張りたいと思います。

図子祐貴Zushi Yuki

僕が大工になろうと思ったきっかけは、僕の祖父と父が大工をしていたので、二人に憧れて大工になろうと思いました。自分が住む家を、自分の手でつくれたらいいなぁと思います。まだまだ未熟で分からないことばかりですが、先輩たちに指導してもらいながら、少しでも早く一人前の職人になりたいと思います。

西田竜輝Nishida Ryuki

自分の父親が大工をしています。昔は「父さんを超える」ということも思っていましたが、自分が大きくなるたびに父親の背中が大きくなっていきます。今の父親を未来の自分が超えられるよう、技術を磨いていきたいと思います。社会人になったばかりで分からない事も多いですが、一生懸命取り組みますのでご指導をよろしくお願い致します。

住吉三郎Sumiyoshi Saburo

私が大工になりたいと思ったきっかけは、私の住んでいる地域に太鼓台があり、修理製作などが大工さんの手で作られているからです。一日も早く技術を身につけ一生懸命頑張りますので、ご指導よろしくお願いします。

田岡諒大Taoka Ryota

自分が手掛けたもので周りの人を感動させれるような仕事がしたいと思い、菅組に入社しました。これから社会人としても、大工としても、一人前になるよう頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。


山口剛生Yamaguchi Takeki

大工になろうと思ったきっかけは、祖父が大工をしていたからです。まだ入社したばかりで、初めての事や分からない事だらけですが、毎日少しずつでも成長していけるように、一日一日を大切にしていきたいと思います。そして、早く誰からも認めてもらえるように頑張るので、ご指導のほどよろしくお願い致します。

谷本 護Tanimoto Mamoru

大工になろうと思ったのは、小学生の時に燕の鳥小屋を作ったことがきっかけです。毎年その鳥小屋に帰ってくる燕の姿を見て、世代が変わっても引き継がれる住宅を建ててみたいと思い、大工の道に進むことを決めました。人の命を守る仕事でもあるこも理由の一つです。棟梁や先輩方から、大工の知識や技術、伝統などを学び、一日も早く一人前と認められるよう頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いします。