自然と寄り添う暮らし

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自然素材、伝統素材で家をつくる理由

建築は風景の一部である

懐かしい雰囲気を醸す越屋根に、伝統素材の日本瓦を葺いた姿。
どこか個性的なフォルムの家々も、不思議と讃岐の風景に溶け込みます。


そんなノスタルジックな讃岐の原風景を
今の時代に即した形で再現したい。
周りの風景に調和した家をつくりたい。
それは、私たちの家づくりの原点ともいえる考え方です。

そしてそこに欠かせないのが、
環境に負荷をかけない自然の素材や伝統の素材を使うということ。
素材選びにこだわれば、土地の風景になじむ建築物ができるのです。




時を経て、増す魅力

いつかは土に還る自然素材の魅力は
時間がデザインする美しさ、つまり「経年美」にあります。

たとえば焼杉は日本家屋の外壁に使う伝統的な材料で、
杉板の表面をあらかじめ焦がしておくことで耐火性能、耐久性を高めます。
最初は漆黒の杉の板が、風雨や日光にさらされることで、
長い年月を経て、じわりじわりとその表情が移り変わります。

また日本瓦は、その土地の土が原料であることが多く、
自然の中に同じ瓦を葺いた家々が並ぶ様子は
統一感があり、とても美しい風景を生み出します。

そして漆喰は、城壁などにも使われることも多く、
その一番の魅力は上品で美しい風合いにあります。

さらに環境のことを考え、
普段は見えない土中に土管を使うことも。
地中の余分な水分を吸収したり、排水したり、
さらに少雨の時には水分を蓄えることで地中に浸潤させることができ、
つまり土壌を整える大切な役割を担っています。


風景におだやかになじむ、焼杉や漆喰の壁

見えないところにも自然素材を…


これら焼杉や日本瓦、漆喰の壁、土管などは、いつかは自然に還る自然素材であり
昔から愛されてきた伝統素材です。
土地の風土や気候に調和したものとして
経年美を楽しむことができる素材でもあります。

建築物はそれ単体だけで存在するものではなく
周囲の風景と調和しながら在るものだという考えのもと、
これからも讃岐の風景になじむ家を提案していきたいと思っています。


日本瓦を葺いた越屋根の家(遠景)

焼杉と漆喰の壁


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