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釘抜き池の畔で見つけた火の見櫓

小学校からの帰り道、櫓を見上げては思っていた。
一番上まで登ったら、何が見えるんだろうと。
ある晩、東の空が赤く染まって、
カンカン半鐘が鳴らされた時、いつもの櫓が
「火の見櫓」と呼ばれていたことを知った。
大人になったいまも、櫓の前を通ると、
立ち止まって、つい見上げてしまう。
いまでは半鐘が鳴らされることもなくなったけれど、
その火の見櫓は、同じ池のほとりに静かにたたずんでいる。
町のシンボルとして、僕たちの未来を見守り続けている。


釘抜き池の畔で見つけた火の見櫓(香川県三豊市)

モロダの木に、丸鋼を突き刺しただけの素朴なや櫓
隣には常夜灯と思われる石の塔が。錆びた半鐘も美しい。

(出典:ShopMasterのひとりごと
私たちがつくる建築が、
誰かの会いたくなる風景になるとうれしい。
讃岐の風景をつくる。

菅組

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