自然と寄り添う暮らし

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琴平町の碇子出水

気づいたのは、たぶん、鮮やかな緑のせいだ。
こんな近所に、湧き水があったなんて。
よく見ると小さな魚が泳いでいる。
虫たちもいる。
「昔はここで洗濯をしたり、
野菜を洗ったりしてたんだよ」。
振り向くと、麦わら帽子のおじいさん。
今でもつい気になって、ときどき掃除にくるという。
そうか。だからこの湧き水は生きているんだ。
この水と暮らした日々に感謝する人たちの想いが、
この水を守っている。
次はきっと私たちの番。
いつまでもこの景色、見ていたいから。
おじいさんのこと、手伝っていこうかな。


琴平町の碇子出水(いかりごですい)
出水とは、香川の方言で、水の湧き出ている所。湧水や泉のことをいいます。
雨量の少ない香川県では、昔から大切な水源として飲料水や農業用水に利用されてきました。
野菜を洗ったり、洗濯をしたりと、地域の人々の生活と密着していた出水も多くあったそうです。

(出典:ShopMasterのひとりごと
私たちがつくる建築が、
誰かの会いたくなる風景になるとうれしい。
讃岐の風景をつくる。

菅組

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