自然と寄り添う暮らし

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室本漁港

母に連れられ、この町に来たのは、高校生のとき。
それまでは毎日海を見て暮らすことになるなんて
思いもしなかった。
電車通学も、今は自転車。
雨の日はちょっと大変だけど、結構気にいっている。
小さな港を見つけたのも、自転車で走っている時だった。
石積の防波堤、入江に浮かぶ小型の船…。
その船が漁船で、
毎日漁に出かけていることを教えてくれたのは、
港で出会った漁師のおじさんだった。
船が出ていっては帰ってくる。毎日くり返される風景。
家族のために、自分のために漁にでる。
当たり前のことだけど、
みんないっしょうけんめい生きているんだなって思った。
いつか誰かに故郷のことを聞かれたら、
思い出すのはこの漁港の風景かもしれない…。
ふとそんな気がした。


室本漁港(観音寺市)

豊かな漁場、瀬戸内海に面した香川には、
昔ながらの石積みの防波堤で入江をつくった小さな漁港がたくさんあります。
石積みの防波堤は、魚介類の生息空間(ビオトープ)としても機能しています。

(出典:ShopMasterのひとりごと
私たちがつくる建築が、
誰かの会いたくなる風景になるとうれしい。
讃岐の風景をつくる。

菅組

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