自然と寄り添う暮らし

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粟島のベーハ小屋

それは、机の引き出しの一番奥。
大切にしまっている一枚の写真がある。
縁側に座る祖父と、その隣でおどけている兄と私。
小学生の頃、毎年夏休みになると、母に連れられ、
祖父が暮らす家を訪れていた。
田舎の家は、私たち兄弟にとって格好の遊ぴ場で、
探検と称しては一日中大騒ぎ。
そんな私たちを祖父はずっと、
縁側で見守っていてくれた。
そして、今。
私の子どもたちが、探検だと大騒ぎしている。
縁側に座る私の横では、
少しだけシワが深くなった祖父が笑っている。
覚えておこうと思った。いま見ている、この景色。
いつか誰かに話したくなるその日まで。
心の奥深くに大切にしまっておこう。


粟島のベーハ小屋

三角屋根にちょこんとのった小さな屋根(越屋根)と、四角い小窓が目印。
ベーハ小屋とは、葉煙草(米葉=ベーハ)の乾燥小屋のこと。昭和50年頃までは
讃岐のあちこちで活躍し、田園やため池とともに讃岐らしい風景をつくってきました。

(出典:ShopMasterのひとりごと
私たちがつくる建築が、
誰かの会いたくなる風景になるとうれしい。
讃岐の風景をつくる。

菅組

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