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宮大工の仕事~甦る、無人島の守り神~ The Work of Miya-Daiku: Restoring the Guardian Deity of the Deserted Island

香川県三豊市仁尾町の沖合に浮かぶ無人島「蔦島(つたじま)」。
夏には海水浴場として親しまれるこの島の山頂に、かつてひっそりと鎮座していた「天狗神社」がありました。

永年の風雨と塩害により石の基礎から滑落し、朽ち果ててしまった社(やしろ)。
地域の歴史を未来へ繋ぐため、私たち株式会社菅組の宮大工集団が復元プロジェクトに挑みました。

重機が立ち入れない山頂の現場へ向かうため、宮大工や関係者ら約20名とともに、地元・仁尾の渡船「一昨日丸(おとといまる)」に乗り込みました。
歴史を刻んだ重厚な部材をそれぞれの手で大切に抱え、ところどころ急勾配が続く険しい参道を、一歩一歩踏みしめるようにして全員で登りきりました。

銅葺きの屋根や軒まわりは既存の古材を活かし、傷みの激しかった「社の母体」は改修しました。
先達の技術と、古き良きものを大切に守る心。
宮司による祈りとともに、神の社がふたたび巨岩の頂へと還るまでの記録です。

どうぞご覧ください。