自然と寄り添う暮らし

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生き物が住む街へ

かつて、小川にはメダカが泳ぎ、水田をのぞくとタニシを見つけることができました。孵ったばかりのモンシロチョウが畑で舞う様子も、懐かしい光景です。

それらの生き物たちをあまり見かけなくなったのは、
住み処となる場所が少なくなったため。
人と他の生き物が共生できる里山のような自然が
減っているからなのです。

生き物たちが安心して暮らせる街にするには、
私たちが住む家や庭も、生態系の一部だと意識することからはじまります。
そのためには、ただ植物を植えるだけでなく、
蝶や鳥などさまざまな生き物たちの生命の営みを見ることができるような
ビオトープをつくることが大切です。

それはわずか一坪の小さな庭でも実現できます。
小さな庭が点在すれば、やがてつながり、
立派な生態系ネットワークが生まれるのです。

多くの生き物たちとともに暮らせる街こそが、
本当に豊かな街なのではないでしょうか。


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