ため池での絶滅危惧種保護活動
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香川県は全国有数のため池保有県であり、ため池は農業用水の確保にとどまらず、
多様な動植物を育む地域の生態系を支える重要な存在でもあります。
しかし近年、外来種の増加や水質変化などによって、在来生物の生息環境が失われつつあります。
菅組は、香川淡水魚研究会が主導する「絶滅の恐れのある水生生物の調査および生物多様性保全活動」に協力しています。
2020年から始まったこの活動は、香川淡水魚研究会と協力し、
主に環境省カテゴリー絶滅危惧ⅠB類のカワバタモロコと絶滅危惧ⅠA類のニッポンバラタナゴを保護し、
地域のため池を舞台に、外来種の駆除や水質調査、生息状況の記録などを通して、
在来種が暮らしやすい環境の再生を目指す取り組みです。
現地では、地元の香川大学ならびに香川県立高松桜井高等学校理学部も調査に加わり、
世代を超えて地域の自然と関わる活動として広がりを見せています。
菅組はこれからも、地域の専門家や教育機関、関係行政と連携しながら、
「ネイチャーポジティブ(自然再興)」の理念のもと、
生物多様性の保全と人と自然が共に生きる地域づくりに貢献していきます。
絶滅危惧種保護池レポート(2020年~ 随時更新中)
※タイトルをクリックすると、レポートのブログにリンクします。
<復元・保全移植した生物種(2023年9月)>
○もともと池に生息していた種(復元)
・ミナミメダカ(淡水魚類)・シマヒレヨシノボリ(淡水魚類)・ミナミヌマエビ(甲殻類)
○保全移植した種
・カワバタモロコ(淡水魚類)・ドブ貝(淡水貝類)・ヤナギモ(水生植物)
・エビモ(水生植物)・ガガブタ(水生植物)
2025年6月の調査では、香川県希少野生生物保護推進員の指導のもと、
菅組社員も香川淡水魚研究会の皆さんに同行し、採捕および撮影を実施しました。
香川県希少野生生物保護推進員の指導の下、たも網やもんどりで生物を採集していきました。
2023年9月に放流した、カワバタモロコ、シマヒレヨシノボリ、ミナミヌマエビ、ミナミメダカの生息を確認することができました。
カワバタモロコ(絶滅危惧ⅠB類)















