自然と寄り添う暮らし

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あののぉ vol.03 2007 夏

あののぉ vol.03 2007 夏

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〔お宅訪問〕自然を感じて暮らしを愉しむ家



瀬戸内海を一望できる小高い山にフォルクスハウスは建っています。
春は池の畔に新芽が芽生え、夏は瀬戸内の風を感じて、
秋には周辺の山々が鮮やかに色づき始めます。
自然を満喫してシンプルに暮らしを愉しむ
Mさん宅を訪れました。



◆家を建てようと思ったきっかけ
もともと、同じ敷地内に古家があったが、冬は寒く大変住みづらかったそう。そんな中、菅組のフォルクスハウスの家を見て木がしっかりしていて、見た目はすっきりとしているけれど暖かい感じがする。何よりご夫婦のイメージにぴったりあったので工事をお願いされたとのこと。OMソーラーに住んでいる方は、皆さんおっしゃいますが、OMソーラーの家は冬は本当に暖かいです。季節によって変わる風の通り道を考えて窓を配置してもらったおかげで、夏も風が良く通りエアコンに頼らず快適に過ごしています。お家に遊びに来たお友達も、気持ちよくて帰れなくなると言ってくれます。

◆お気に入りの場所
前の古家は昔ながらの住宅だったので、飾れるスペースが少なく、お花を一つ飾るのにも苦労していたそう。「その分この家には飾り付けできる棚や空間をたくさん造ってもらいました。また、居間に床の間を作ってもらいました。物入れ収納にしても良かったのですが、和の物が置けて、飾れるスペースが欲しかったので。」と奥様。建物全体は木調で洋風な感じですが、居間に床の間を持ってくることで空間に広がりが出て、部屋の雰囲気をぐっと和風に近づけています。



◆素敵な趣味
2階の部屋を見て、取材していた私たちもビックリ!しました。それはご夫婦の趣味が「こけしコレクション」だったこと。こけしの種類やスタイルも様々で、今まで私たちがこけしだと思っていた伝統こけし以外にこんなにもたくさんの素敵なこけしがあるなんて・・と驚くばかりでした。ほとんどが東北の作家さんの作品で、珍しい作品を手に入れるのに苦労されているようですが、旅先や思わぬところで欲しかった作品に出会うこともあり、それも楽しみの一つだとか。大好きな趣味に囲まれて話をしてくださるご主人は、「飾るところが欲しい!でも今はここで満足です。」と笑顔でお話してくださいました。



三豊市 M邸 2002年9月竣工
家族構成/夫婦・子供1人  
延床面積/113.50㎡(40.38坪)
構造/木造2階 フォルクスA
   ※OMソーラーシステム

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〔森里海から No.3〕平家蛍



文・写真 菅 徹夫

日本の夏の風物詩。ひとつは「蛍」ですね。日本には40種以上のホタルが生息していると言われていますが、代表的なのはやはり「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」でしょう。一般的に「ホタル狩り」と呼ばれるホタルの乱舞舞を鑑賞できるのは「ゲンジボタル」。「ヘイケボタル」は体長10mm前後と「ゲンジ」に比べて小さく、発光量も少なく糸を引くような小さな光で飛びます。「ゲンジボタル」は山あいに近い流れのある川に多く生息しますが、「ヘイケボタル」は水田や用水路など比較的平野部の田園地帯に生息するホタルです。
一般的にホタルは水の透明度が高くないと生息できないように思われがちですが、大切なことは餌になる生き物が生息できるかどうかです。「ゲンジボタル」の幼虫は「カワニナ」と呼ばれる細長い巻き貝を捕食します。「カワニナ」は少し流れのある比較的貧栄養(透明度の高い)の水域を好みますので「ゲンジボタル」もそうした水域に繁殖します。「ヘイケボタル」の幼虫は「モノアライガイ」や「タニシ」など、止水域(水田やため池)を好む巻き貝を捕食するのです。



菅組では「OMエコショップすが」をとおして、いくつかのビオトープづくりのお手伝いをさせて頂いています。これまでに関係したビオトープはほとんどが「ため水タイプ」の簡単なものですが、そのうちいくつかに「ヘイケボタル」の幼虫を放流しました。結果ほとんどが、その夏ホタルの成虫を観測することに成功しています。(ビオトープですからもちろん餌をやることもないし、基本的には放置した状態です。)我が家の庭につくった小さな水辺ビオトープにも4年前に「ヘイケボタル」の幼虫を放しました。昨年まで3年続けて自然繁殖の状態で数匹が観測できています。「ヘイケボタル」の場合、生息環境さえ維持することが出来れば毎年蛍の飛びかう庭づくりも不可能ではないと思います。「カワニナ」を自然繁殖させるのは難しいと思いますので、「ゲンジボタル」の場合は難しいかも知れません・・。
日本の伝統的な農耕文化と密接に関わりながら生息してきた「ヘイケボタル」。彼らは人と自然がうまく共生していた里山文化の産物であるともいえます。今、里山の荒廃、水田や用水路の減少、護岸工事などでその生息環境は悪化しています。「ヘイケボタル」の飛び交う風景、それは特別な場所ではなく日常生活の中に溶け込んだごく当たり前の風景だったのです。



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〔現場紹介〕【観音寺中央高校管理教室棟改築工事】、【香川豊南農業協同組合 Aコープホウナン店改修工事】



◆観音寺中央高校管理教室棟改築工事
現在、内外装工事中です。出来高は約50%。平成19年10月の完成に向けて安全に工事を進めてまいります。



◆香川豊南農業協同組合 Aコープホウナン店改修工事
「らりるれレタス」で有名な香川豊南農協さんのAコープの改修工事を行いました。店舗内に産直市場が併設されており、採れたての新鮮な野菜や果物がいっぱいで、いつも朝早くから活気に満ちあふれています。ぜひ一度お立ち寄りください。

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〔暮らしのコラム〕大人の早起きが最近のトレンド!?



「早起き」はストレス対策としても理にかなっています。なぜなら早寝早起きをすることで睡眠の質が向上し、朝のだるさや心身の疲れを予防することができるからです。

たとえば、夜更かししてパソコンに向かったり、読書やTV鑑賞などに夢中になっていると、就寝後にも興奮が続いて深い眠りが得られなくなります。こうした習慣が続くと、朝になっても調子が上がらずに心身が疲れやすくなり、ちょっとしたストレスにも心が凹(へこ)みやすくなってしまうのです。したがって、夜には脳を興奮させずに早めに眠りにつき、その分早起きして心身を活動モードにチェンジさせるのは、日中のストレスに対処するためにもオススメな方法なのです。

ただし、寝るまでの時間には頭を働かせず、お風呂に入ったあとには照明を暗くして“寝やすい体制”をつくることが大事。もちろん、夜には家事もほとんどできませんし、“自分の時間”も持てません。家事、メールチェック、読みかけの読書などはすべて翌日に繰り越すことです。その分、朝に体を動かしたり、自由に時間を使って脳に快刺激を与えれば、心身を気持ちよく目覚めさせることができますよ。

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〔商品紹介〕無添加手作り石けん

私たちが日常的に使用しているシャンプー、リンス、歯磨粉、洗濯など各種洗剤は、生活にはかかせない洗剤です。
しかし、近年、これらのほとんどの製品に含まれる「合成界面活性剤」と呼ばれる有害な成分が人体に毒性をもたらすことや、環境汚染の一因としても重大な問題になっています。
合成洗剤は家庭排水として川や海にながされ、しかも合成界面活性剤は微生物によって分解されないため、下水処理施設でも分解されません。合成洗剤を使い続ける限り、川や海にそのまま流され続けるのです。それらは着実に自然の食物連鎖や生態系を狂わし、自然環境を壊しています。そして、それがまた私たちの体内に入るという悪循環が繰り返されているのです。
テレビ・メディアによる過大広告や簡単・便利・使いやすさだけに惑わされず、私たちや子供たち、未来の地球にも本当に安全なものを選んで使いたいですね。

そこでオススメするのが、「藍色工房」さんの手作り石けん。合成界面活性剤不使用でお子様のしっしんやアトピー、皮膚病の方にも効果があり、安心してお使いいただけます。



◆左photo
ふたえ~しっとりさらさら(阿波藍配合石けん)
シトラス系とラベンダー系の爽やかな香りのハーモニーが気分をリフレッシュしてくれます。ツバキ油とオリーブオイルをブレンドし、潤いを保ちながらも軽いさっぱりとした洗いあがりに。オイリー&ドライの混合肌の方に。

◆真ん中photo
紙ふぶき~すっきりしっとり (阿波藍配合石けん)
サンダルウッド(白檀)とラベンダーが奥行きのある少しオリエンタルな香りを醸します。「保湿といえばシア」と賞賛されるシアバターとツバキ油を贅沢に配合。お肌の乾燥が気になる方に。
レギュラーサイズ(90g)
化粧箱包装 2,100円/簡易包装 2,000円
ハーフサイズ(45g)
化粧箱包装 1,260円/簡易包装 1,160円

◆右photo
市松~すっきり爽快 (阿波藍配合石けん)
4種類のハーブが醸すフローラル系の優雅な香りも魅力です。保湿しながらも洗浄力がすぐれているオリーブオイルをふんだんに配合。すっきりと気持ちよい使用感がお好みの方に。
レギュラーサイズ(90g)
化粧箱包装 2,520円/簡易包装 2,420円

問い合わせ:藍色工房 087-897-3501

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〔仁尾町紹介〕「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」



仁尾町の「父母ヶ浜海岸(ちちぶがはまかいがん)」は、日本の夕陽百選にも選ばれた、美しい夕日を楽しめる場所です。瀬戸内海有数の干潟としても有名で、渡り鳥の飛来地にもなっている自然あふれる海岸です。浜は遠浅になっていて、南北850メートル、大潮の干潮時には東西約400メートルにわたって※汀(みぎわ)が後退し、広大な干潟が現れます。



4月20日、大潮の夕暮れ、父母ヶ浜の浜辺でウォーキングをしました。砂浜に立ってみると、潮の満ち引きによって創られた自然の芸術が見渡す限り続いています。ポコポコとした砂の上を裸足で歩くと、堅い所は足裏を刺激し、柔らかい所は足がスボッと砂に埋まります。砂浜ウォーキングは地面が柔らかいので、体への負担も少なく、体力づくりにおすすめです。
また、波音を聞きながら、周囲を柔らかなオレンジ色に包み込んでいく夕日を眺めていると、その美しさに身体だけでなく、心も健康になっていく気がしました。
※汀(みぎわ) 河・海・湖などで、水が浅く土砂の現れている所。中州(なかす)。


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