自然と寄り添う暮らし

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あののぉ vol.04 2007 秋

あののぉ vol.04 2007 秋

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〔お宅訪問〕子供とのんびり過ごす家



寒いのが大の苦手だった奥様火を使うストーブではなく、
安全で空気を汚さないOMソーラーの家を選びました。
そんな中でお子さまも生まれ住み始めて
もう少しで2年になるTさん宅を訪れました。



◆家を建てようと思ったきっかけ
何年か前の台風の時、当時はアパートに住んでいたのですが、雨がすごくてアパートのすぐそばまで水がきました。それから家づくりのことを考えるようになり、ハウスメーカを何件かまわりました。その後、紹介で菅組の事を知り、高松展示場を見に行きました。今までハウスメーカーの家しか見ていなかったので、当初は木の打放しの家の良さはわかりませんでした。どちらかとゆうと燃えそうな、無垢の床材なので汚れが目立つのじゃないか、などと思っていました。ですが、見学を重ねるうち、木の匂い、香り、ぬくもりを感じるようになり、「木の家」に対する考え方が変わってきました。

◆プランの中でこだわった部分は
「一生住む家なので時間をかけてつくりたいという気持ちがありました。また、希望としてはのんびり時間を過ごすことのできる家にしたかった。」と奥様。ご主人の希望は「間仕切りや廊下はいらないところ」だったそう。間仕切りがなければ毎日顔を合わさないといけなくなりますが、その分、コミュニケーションがとれます。また、仕切りがないと風通しも良く、明るい家になりました。



◆住み心地はいかがですか
とても快適です。ビックリしたのは、夏も意外と涼しいこと。それも窓を閉めていた方が涼しい。それは、屋根にセルロースファイバーという断熱材をいれているから、輻射熱が防げることと、OMの夜のしくみ、涼しい外気を取り入れる「涼風取り入れモード」にすることでエアコンのような効果があり、室内の温度も下がるからです。

◆設計~施工
外壁の色がみつからなくて、最終的には設計士さんに選んでいただきました。アドバイスを聞きながら、自分たちのつくりたいものが練り上がっていったように思います。なにより、楽しくつくれたし、打合せを通してだんだんできていくのが楽しくなっていました。

◆お気に入りの場所
気に入っているのはこの直線階段です。中段くらいにすわって外を眺めてぼぉーっとするんです。それと、天井の梁をそのまま表している「じか天井」のため、2階を歩いていると足音が聞こえます。いつも家族を近くに感じることができて安心できます。

住み始めてもう少しで2年。木の色が馴染み、いい色になってきました。これからお子さんも大きくなり家族と共に変わっていく・・・讃岐舎のこれからが楽しみです。



高松市 T邸 2005年9月竣工
家族構成/夫婦・子供1人  
延床面積/112.00㎡(33.94坪)
構造/木造2階 〔讃岐舎〕
   ※OMソーラーシステム

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〔森里海から No.4〕秋の七草



文 菅 徹夫

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」(万葉集・巻八 1537)
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」(万葉集・巻八 1538)
山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ2首の歌がその由来とされています。瞿麦は「なでしこ」のこと、朝貌(あさがお)は桔梗(ききょう)とするのが定説です。というわけで、萩(はぎ)・尾花(おばな:薄(すすき)のこと)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)を「秋の七草」と言います。それぞれの頭文字をとって「お好きな服は(オスキナフクハ)」と覚えると良いとある人から教わりました。

この秋の七草、その名前を全て挙げられ、なおかつその姿が全て一致する方がはたしてどれくらいいらっしゃるでしょうか?恥ずかしながら私も七草を覚えたのは数年前のことですし、その姿はひとつふたつあやしいものがありました。(余談ですが「秋の七草」や「春の七草」、小学校の理科の時間に教わるのでしょうか?大切なことだと思います・・・)これらは春の七草(ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、セリ、ナズナ)と並んで、すべて日本に古来からある在来種の植物です。日本の秋を象徴する草花なのです。日本人としては、常識として知っておきたい知識だと思います。同時にこれらの草花が秋を連想させる季節感(自然観)を忘れずにいたいものです。

近年、外来帰化植物(主に明治時代以降に日本に持ち込まれ野生化した植物)が旺盛を極め、日本古来の植物は絶滅の危機に瀕しているものも少なくありません。「秋の七草」のうちでも「フジバカマ」が<絶滅危惧II類(VU)>(環境省カテゴリー)、「キキョウ」が<絶滅危惧II類(VU)>(環境省カテゴリー)、<準絶滅危惧(NT)>(香川県カテゴリー)にそれぞれ指定されています。花粉症の原因となる、ご存じ「セイダカアワダチソウ」は北米原産の代表的な外来帰化種。いまではすっかり秋の
草花の代表となった秋桜(コスモス)もメキシコ原産の外来帰化種です。園芸用に栽培する程度であれば大きな問題はありませんが、外来植物が野生化するとそれは地域の生態系を攪乱する原因となり、大きな問題となります。
日本人としての季節感や自然観を取り戻したいものです。コスモスの花を見て秋を感じることは正しい自然観ではないのです・・・・・。

※挿絵:植物学者 牧野富太郎によるスケッチ(牧野新日本植物図鑑より)

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〔現場紹介〕【甲山寺山門 新築工事】、【小さなミュゼ・ベランダ】



◆甲山寺山門 新築工事
8月9日(木)善通寺の甲山寺山門の上棟式がありました。完成は11月30日の予定です。安全に工事を進めてまいります。



◆小さなミュゼ・ベランダ
仁尾町にオーナーのコレクションを展示しているギャラリーが完成。今秋から、毎週日曜日だけOPEN予定です。
*石積みの外壁は庵治石

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〔暮らしのコラム〕防災の日



9月1日は防災の日です。
もし災害に見舞われたとき、何を持って出たらいいか慌ててしまうもの。この機会に非常事態に備えて「非常持ち出し袋」を用意しておきましょう。

◆用意するもの

・携帯ラジオ:ラジオ、ライト、携帯電話充電器などが一体になった物が便利。
・非常食:カンパン、ビスケット
・飲料水:1人1日3リットル(目安)
・ライター、マッチ
・ナイフ、缶きり
・スプーン、箸、カップ
・下着、靴下類:空気を抜く圧縮袋に入れておく。
・現金:硬貨も準備しておきましょう。10円玉、100円玉は必須
・手袋・軍手
・タオル
・雨具
・毛布または寝袋
・ビニール袋:ゴミ袋サイズ。穴を開けてかぶるとレインコート・防寒着・水の運搬など何かと重宝します。
・リュックサック
・常備薬、救急薬品:持病があり常時服用しなければならない薬は、1週間分は必要。処方箋をコピーしていれておきましょう。
・ノート、ペン、ガムテープ:倒壊した建物に所在確認等の張り紙をするのに必要。
・ティッシュペーパー :トイレットペーパーやウエットティッシュもあれば便利。
・生理用品

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〔商品紹介〕食文化「おはし」をどうぞ

普段外食する時に、何気なく使っている割り箸。この割り箸を作るために、どれだけの木材が消費されているのだろう、と考えたことがありますか。
中国では森林伐採の問題が深刻です。日本で使用される割り箸のために一日に3000本の天然木が伐採されているそうです。平成18年、1年間に流通した割り箸の数は、約258億膳、日本国民1人当たり、年間200膳ずつ使った勘定になるそう。使い捨ての割り箸をもったいないと感じるのは、森林保護を考える人にとって、またものを大切にする人にとって、ごく当たり前な感覚です。割り箸を使わないようにするため、自分の箸を持ち歩こう。それが森林の減少に歯止めをかけるかどうかは別として、「もったいない」「ものを大切にする」意識を高めるきっかけになれば、それだけでも大きな意味があると思いませんか。

まずは、こんなことからだけど
とりあえずやってみる。

あなたは今日「割り箸」割りましたか?



エコショップでも持ち歩きに便利なコンパクトなサイズと使いやすさ、そして美しさも兼ね備えたお箸を販売中。箸中央部分にあるジョイントにより、セパレ-トタイプに分割して持ち歩くことができとても便利。箸先は天然の漆を用いた、すりうるし仕上げ。
『八四郎(ハシロー)』
八四郎(黒檀 けずり)中(21.5cm) 
八四郎(紫檀 けずり)中(21.5cm) 

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〔仁尾町紹介〕「仁尾竜まつり」



8月4日(土)仁尾竜まつりが開催されました。
仁尾雨乞い竜の由来は古く、寛政11年の大干ばつがきっかけで、昭和14年まで140年間大干ばつの度に藁で作った竜による雨乞神事が行われていました。しかし、その後の社会事情の変動により,この神事も途絶えていました。昭和63年,瀬戸大橋博覧会が開催された時,この仁尾雨乞い竜が50年ぶりに復活!!今年で20回目の開催となりました。
午後9時ごろ約百五十人の男衆に担がれ、長さ35メートル、重さ約3トンの巨大竜が姿を現しました。仁尾町役場周辺では、稲わらと竹でできた巨大竜が“大暴れ”。見物人たちは「暑さを吹き飛ばせ」と「そぉーれ、雨乞い竜に水浴ぶせ」の掛け声に合わせ、バケツや手おけで豪快に水を浴びせ、真夏の祭典を楽しんでいました。 



会社の頼もしい有志たち!!
お祭りムードでテンションも最高調です↑↑

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〔会社紹介〕「コンセプトブック」



創業は明治42年。その間「建築」を世に送り出してきました。このコンセプトブックは長い間培われてきた会社の歴史や社風をまとめなおして、私たちが大切にしているものや、つくる姿勢をまとめたものです。そこで、「コンセプトブック」と名付けました。


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