自然と寄り添う暮らし

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黒川駅のベーハ小屋

ベーハ小屋と呼ばれる建物がある。
漢字で書くと、米葉小屋。
アメリカ原産の葉煙草「米葉」を乾燥するための小屋。
はじめて出会ったとき、
その独特のフォルムにまず魅せられた。
屋根の上に乗ったもうひとつの小さな屋根、
越屋根を持つ姿が、なんとも愛らしい。
よく見ると、石や木、竹や土、藁や瓦など、
すべてが自然素材でできている。
だからこの小屋は、私たちと同じように歳を重ねる。
顔に刻まれた美しいシワが、その人の豊かな人生を
語るように、年月とともに風化する自然素材が、
ベーハ小屋に、経年美という、新たな表情を刻んでいく。
いつまでも残したい、ふるさとの風景がある。


黒川駅のベーハ小屋(香川県仲多度郡まんのう町)

ふたつならんだベーハ小屋を、地元の人たちは親しみをこめて夫婦窯と呼ぶ。
ベーハ小屋は、おむすび山やため池とならぶ、讃岐の原風景。

(出典:ShopMasterのひとりごと
私たちがつくる建築が、
誰かの会いたくなる風景になるとうれしい。
讃岐の風景をつくる。

菅組

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