伝統ある和紙の貼り方「袋貼り」の様子
| 現場
東京から民家を移築している現場で、和紙の「袋貼り」をしている様子です。
袋貼りは必要な部分にしか糊がついていないので、和紙本来の呼吸(調湿性)を妨げない貼り方です。
二重の下地貼りの上に仕上げの和紙を貼っていきます。
岐阜県の飛驒市河合町有家で長年にわたり和紙職人として活躍されている清水忠夫さんの作っている和紙を使用します。
凄く丈夫な和紙で、力を入れても破れないほどでした。
粘りけの強いものと、サラサラとしたものの2種類の糊を使い分けて和紙に塗ります。
東京からお越しいただいた表具屋のNさん。
糊つくりから貼り作業までお一人で作業されました。
この道一筋の表具屋のNさん。
まさしく匠の技です。
上:施工中(下地2回目) 下:完成
今まで見たこのない素敵な仕上がりです。
貴重な作業風景を拝見することができました。