令和5年度分合法伐採木材等利用量の報告を行いました。
当社は、2017年5月20日に施行された「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(通称:クリーンウッド法)」に準拠して、「第二種登録木材関連事業者(登録番号:HOWTEC-CLW-Ⅱ-0031号)」に登録しています。建築に関わる全ての資材、建材を見直し、伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材・木材製品を調達(フェアウッド調達)をするために、その木材の産地や供給源に関して違法でないことを確実にするための確認や調査(木材DD:木材デューデリジェンス)を行っています。
登録事業者は毎年、合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律施行規則(平成29年農林水産省、経済産業省、国土交通省令第1号)第15条第1項第2号のイに基づき、合法伐採木材等の利用を確保するための措置の実施状況を報告しております。
8月2日に、前年度分の報告を行いました。
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記
1.報告期間
令和5年4月1日~令和 6年3月31日
2.取り扱った木材等の種類、数量及びうち合法性が確認できた数量
木材等を利用した建築、建設を行う事業の場合
【木材】
構 造 材…(取扱量)341.6㎥/(うち合法性が確認できた量)341.6㎥
羽 柄 材…(取扱量)60.3㎥/(うち合法性が確認できた量)60.3㎥
構造用合板…(取扱量)74.3㎥/(うち合法性が確認できた量)74.3㎥
合 計…(取扱量)476.2㎥/(うち合法性が確認できた量)476.2㎥
【物品】
フ ロ ー リ ン グ …(取扱量)998.3㎡/(うち合法性が確認できた量)703.4㎡
サイディングボード…(取扱量)674.4㎡/(うち合法性が確認できた量)674.4㎡
合 計…(取扱量)1,672.7㎡/(うち合法性が確認できた量)1,377.8㎡
3.譲り渡しの措置、記録の保存、分別管理の状況、組織体制の状況について
本報告期間における登録事業について、合法性の確認のために入手した伐採の合法性
を示す書類等の確認記録を本社(品質管理部)にて台帳を整理し保管した。
・現場代理人納入業者選定→現場納入時伝票での検収→品質管理部へ木材産地及び合法木材証明書受領→一覧表作成・保管
4.今後の取り組み方針
取組方針に基づいて、引き続き適切に取り組むと共に、国産材の使用比率を
上げていくと共に樹種の絶滅危惧リスク・伐採地環境負荷・違法伐採リスクを含めて
自社区分を行い、樹種・産地等をとりまとめ全社員へ周知する。
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このクリーンウッド法は、川上・水際の木材関連事業者に合法性確認等の義務付けを行い、違法伐採対策の取組を強化することを目的として、2023年第211回通常国会において改正することが成立し、令和7年4月1日から施行することとしています。
私共も、協力事業者の皆様と更なる合法伐採木材の使用を促進していく方針です。
■関連するサイト
□ クリーンウッド法に基づく木材関連事業者登録の趣旨、対象事業について
・公益財団法人 日本住宅・木材技術センター
■関連ページ
<SDGsレポート>
・私たちはフェアウッド調達を推進しています。