ある日のすがぐみ

瀬戸内暮らしの大学「地域史探究クラス」第4回@菅組見学&仁尾のまち歩き

10月25日(土)、瀬戸内・暮らしの大学「ローカルガイドのための地域史探究クラス」第4回のフィールドワークとして、菅組の歴史と宮大工の仕事の見学、そして仁尾町のまち歩きを行いました。


第1部では、菅組本社の加工場にて、菅社長から会社の歴史について。棟梁の山口からは加工場の案内や、去年竣工した大串半島の「時の納屋」の原寸図、先代のお父様から受け継がれた大工道具の話などを紹介しました。
長年大工として技を磨いてきた棟梁ならではの話の数々に、参加者の皆さんは興味深く耳を傾け、時折「へぇ!」と感嘆の声を上げながら熱心に質問されていました。


大工道具「ちょうな」

先代棟梁から受け継いだ道具も、丁寧に磨きながらまだまだ現役

菅組本社から出発

続く第2部のまちあるきでは、菅社長オリジナルの「仁尾の見どころマップ」に掲載されているものの中から
20カ所+おまけスポットを、約2時間かけて巡りました。
仁尾で育った菅社長ならではの目線で、ふだんの観光では案内されない“通好み”の見どころが次々と登場。
さらに平宅さんの豊富な歴史・文化・建築知識にも圧倒され、学びの多い時間となりました。


仁尾町のシンボル的建物「仁尾酢」(中橋造酢さん)

菅組で修繕したばかりの「吉祥院」

生け捕りにし戻した瓦屋根(NIPPONIA 仁尾 水鏡の町「小倉屋」)

惚れ惚れする左官仕事

まだまだ歩く

左右瓦の民家

常徳寺 雌雄大ソテツ

修繕したての賀茂神社の宝庫の漆喰壁と海鼠壁のパターン

心配された天候も最後に少し降られた程度で、無事終了。
参加者の皆さんにも大変ご満足いただけたようで安心しました。
私自身も、知らなかった仁尾の一面をたくさん発見し、「こんなに面白いまちだったなんて!」と驚きの連続でした。

仁尾は、本当に歴史のある奥深いまちです。

なお、「仁尾の見どころマップ」はこちらからご覧いただけます。
社長の解説がないと少し難しいかもしれませんが、ご興味のある方はぜひこの地図を参考に歩いてみてください。

 仁尾の見どころマップはこちら⇒

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