全社会_講演講師:安田 登 先生(能楽師) 演題:『~「能」と継続戦略~』
2023年4月27日(木)に、当社の全社会を開催しました。
春の全社会では、講演していただくことが恒例となっています。
今回ご講演いただいたのは、能楽師の「安田 登」先生でした。
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【プロフィール】
昭和 31 年千葉県生まれ
下掛宝生流ワキ方能楽師、米国 Rolf Institute 公認ロルファー
大学の文学部で中国文学を専攻し、卒業後は千葉県の高校教員となる。
高校教師時代に能楽と出合い、ワキ方の重鎮・鏑木岑男(かぶらぎみねお)師の謡(うたい)に衝撃を受け 27 歳のときに入門。
ワキ方の能楽師として国内外を問わず活躍し、能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などを行っている。
そのかたわら、『論語』を学ぶ寺子屋「遊学塾」を主宰し、東京をはじめ全国で出張寺子屋を行っている。
『身体感覚で「論語」を読みなおす』(新潮文庫)
『NHK100 分 de 名著 平家物語』(NHK 出版)
『野の古典』(紀伊國屋書店) など著書多
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「能」が650年続いた仕掛けとその理由や、「能」から学ぶ現代の生き方など、仕事や暮らしにも密接に関わることを教えてくださいました。
また、夏目漱石の夢十夜の「第三夜」を実演してくださいました。
安田先生の体の奥まで響く声と、女性の方が演奏する笛の音色が、暗転にした会場を包み込みました。
学ぶこと、新しいことにチャレンジすることをギリギリまで切り捨てないこと、何歳になっても前に進むことの大切さを教えてくださいました。
安田 登先生、関係者の皆様、ありがとうございました。