SDGs レポート

香川県産檜を使う(使用実績)

Ⅰ香川県産檜の無垢床板


香川県産檜無垢床板(構造材は土佐杉)


香川県産檜の無垢床板(フローリング)を2009年頃から使用しています。写真のように節のある自然な肌合いのものや、節の少ないものまでいくつかのグレードがあります。檜は木材自体にある程度の脂分を含んでいるため、経年変化で2~3年もすれば美しい飴色の肌合いに変化します。

使用実績
時期:2009年5月~2022年2月 物件数:204件 使用量:面積12,485㎡ 体積187㎥
香川県産檜無垢床板使用実績データ

Ⅱ香川県産檜玄関ドア



広島の湯田木工さんとコラボで製作している香川県産檜の玄関ドア。2008年に第一号を設置して以来、継続して使用しています。断熱・気密性の高い木製ドアです。表面材はもちろんのこと、芯材にまで香川県産檜(小径木間伐材)を使用しています。当初は表面材にも小径木間伐材を使用していたのですが、節の割れの問題などで現在はほぼ無節の香川県産檜に仕様変更しています。

使用実績
時期:2008年1月~2021年6月 使用数量:64set
香川県産檜玄関ドア使用実績データ

Ⅲ大黒柱伐採


2002年から「大黒柱伐採ツアー」と題して、住まい手さんといっしょに自身の家の大黒柱になる木を伐採するイベントを行っています。仲南(現まんのう町)の森で香川県では唯一と言われる林業家 豊田氏の手によって樹齢100年近い檜を、住まい手さんの目の前で伐採します。大黒柱を含めて4~6本の柱がとれます。

使用実績
時期:2002年11月~2022年3月 伐採本数:82本
香川県産檜大黒柱使用実績データ


一番玉の大黒柱(一番玉はほぼ無節の良材)


伐採柱の最先端。枝を残してコートや帽子掛に。


伐採柱の先端部を「木登り柱」と名付けて吹抜空間に。


Ⅳ構造材


柱・梁など構造材に県産檜を使用した例


2016年頃から構造材にも香川県産材を使用することが、すこしづつ出来るようになってきました。

使用実績
時期:2016年~2022年 使用件数:14件 使用量:233㎥
香川県産檜構造材使用実績データ

Ⅴ小径木間伐材を使った家具・建具など


2006年に香川県みどり整備課が主催する「県産材需要供給情報連絡会」が立ち上がりました。
弊社の菅徹夫(現社長、当時専務)もそのメンバーに選ばれ活動を行いました。
当時の最重要テーマが香川県産の小径木間伐材(直径14cm未満)の利用に関してでした。小径木からは3.5寸の柱材もとれないため建築用材としての利用法が難しく、一向に間伐が進まないのです。この小径木を利用する方法を考えようというものです。
弊社でも下記のような試作品をつくり、その可能性を追求したのです。


木造校舎の机


木造校舎の椅子


HINOKKI CHAIR

HINOKKI CHAIR


小径木間伐材を利用した引き戸

小径木間伐材を利用した引き戸


ガーデンテーブルを香川県産小径木檜で

ガーデンテーブルを香川県産小径木檜で


小径木間伐材を壁の装飾として利用

小径木間伐材を壁の装飾として利用