ある日のすがぐみ

菅組「感謝の森」 2020・秋

菅組では、林野庁が行う「社会貢献の森」という森林整備活動に関して協定を結び、国有林の間伐や枝打ちなどの森林整備活動「菅組感謝の森」を年に2回行っています。今回も綾川町の樫原国有林の間伐と枝打ち作業を社員22名で行いました。



現場は道なき道。目的地までみんなで登っていきます。陽の届かない山の斜面は少し寒いです。


注意事項、切る木と切り方の指導を受け、早速作業にかかります。初めての人も経験者もひとり一本以上を目標に。



経験者の指導に初心者もみるみる上達。切るだけでもコツを知ると違うものです。でもやっぱりベテラン先輩の指導や身のこなしはさすが、とても機敏でたくましいです。初心者は1本切るだけでも息が上がります。(どんどん冗談も言えなくなり、ただ笑ってごまかす…の図。でもこの時3本目ですから仕方ありません。)



木と木が密集しているので、切るだけで倒れるのは稀です。そうなるとロープを使い、みんなで引っ張ります。「倒れるぞー」現場はあちらこちらで間伐が行われますので、声を掛け合いながら、安全に注意して進めていきます。これが結構な重労働で、倒れると歓声と拍手が上がります。難しいところは豊田さんに。鮮やかな作業を社員はただただ見守ります。



今回も怪我もなく、無事に作業を終え山を下りることができました。
間伐すると空から光が差します。そうすることで下草が生え、残された木も大きく育ち、健康な森になるので、
間伐、枝打ち作業は、森の保全にとても大事な役割を果たすのです。それは10年20年30年…未来のために。

木を扱う建設会社として、SDGsの№15“陸の豊かさも守ろう”にもつながるこうした活動を、今後も続けていきたいと思います。