SDGs レポート

ビーチクリーン活動

2022年4月2日土曜日、三豊市詫間町の大浜で、海岸クリーンアップ活動をされている「Design the Earth」さんのビーチクリーンイベントに新入社員5名含む8名で参加してきました。今回は国際海岸クリーンアップICCの調査方法を取り入れて海ごみを収集し、どんなゴミがどこから、どうしてこの海岸に漂着しているのか。そして海ごみがなぜ問題なのか、このままいくとどうなるのか、新入社員向けに講習していただきました。


クリーンアップ開始。この日は砂浜にゴミはあまり見当たらないと思いきや…

食品包装袋、ナイロン袋、海外から流れ着いたものも


拾ってきたゴミを一度広げてICCシートにごみの種類と数を書き出します。

ゴミの多いもの、気付きを発表


調査の後は可能な限りゴミ拾い

海ゴミ講座

ICC調査から見えてきたこと

プラスチックやナイロン、発泡スチロールの破片、食品の包装袋、ペットボトルの蓋などが多かったです。また、小さく細かくなってしまったゴミはとても集めにくく、そうなる前に集めることが大事だと思いました。

海ごみ講座から

集めたごみの中にペットボトルの蓋もありましたが、本体は海底に沈んでしまっていたり、紫外線で分解され、破片化しているということでした。また、ここは瀬戸内海ですが韓国の紙パックもありました。瀬戸内海でよくみられる細い管はマメ管と言って、カキの養殖の際に使用されるものです。他、5ミリ以下に小さく破片化してしまったマイクロプラスチックの見本を見せていただきました。2050年には、海に住む海洋生物の重量より人間が出したゴミの重量の方が大きくなるという2050年問題があるそうです。ゴミ問題は深く大きな問題だけど、ゴミはもともとは人間の生活の一部だったものだから、ゴミではなく漂着物として視点を変えて楽しく、ひとりでも多くの人に活動してもらえたらとお話してくださいました。


美しい町、美しい海であるように

私たち菅組本社のある三豊市仁尾町は海と隣接し、夕陽百景にも選ばれた父母ヶ浜も、地域の人たちの長年の海ごみ清掃があったからこそ、世界中の人に注目され美しいと評される場所になりました。ひとりひとりの小さな活動が大きな一歩となるように、私たちも地域の方と活動をしてまいります。